飲食店でのアルバイトで学んだ笑顔の作り方

テーブル席に座るお客様など、板前さんと離れていると当日のお勧めなど板前さんに聞いてくるように指示を頂くことがありました。そのときに席まで案内したウェイターがその場で回答することにより、お客様を待たせずスムーズに最初の注文が取れることが理由でした。またネタ切れになりそうなものが注文された場合でも、時間によっては確認をする時間を頂くことにより、お客様が無駄に待ってしまう時間を極力減らすことを目的としていることも分かりました。学生ながらにお店の細かな気遣いがあることをしりました。
あるとき本日のお勧めをお伝えしたお客様から、その中での一番のお勧めを聞かれることがありました。よくお店にもきていただいているお客様で、店のシステムも知っているため私の返答を求めていました。お店では勉強も兼ねてまかない飯を出してもらっていました。普通に食べるのではなくよく味わうようにと毎回言われていました。そのこともあって自分の好みから思うお勧め、また甘みや酸味を含めた上でのお勧めなどをお伝えすることできました。自信を持ってお勧めできたせいか、そのお客様からその後名前で呼ばれるようになりました。最初に呼ばれたときは、まさか自分とは思わないので同じような名前の人がいるものだと思った程度だったのですが、自分のことだと気が付くとうれしくて浮かれてしました。その後板前さんからはちゃんとお客様の顔をいつでも見渡して置くようにと怒られてしまいましたが、それでも名前を覚えてもらえたことは評価して頂きほめられたことは自分が少し成長した実感を味わえたときでもありました。
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